【プランニング辞典】ひとりの時間も、団らんの時間も楽しい空間

『何役もこなす桟敷感覚のスペース』

今回ご紹介するUさん宅は、塾に通う小学生の男の子がいる3人家族です。

共働きのUさん夫妻のご要望は、親の不在時に子供の淋しさをカバーし、家族みんなが在宅する時間は、さりげなくコミュニケーションが図れる空間づくり。

ポイントは、各個室よりも居心地のよいパブリックゾーンをつくることでした。そこで、最近の逆梁工法では天井高が3m近く確保できる場合があることに着目し、その高さを最大限に活用。
リビングに面した場所に中二階のような空間をつくり、その下部は収納スペースとしました。

大人が立っていられるぎりぎりの高さの畳座に座り、リビングとの間仕切り戸を開けると、まるでリビングを望む桟敷席の感覚。

背丈の低い子供も中二階的な高さの畳座にいれば、リビングにいるパパと視線が近づき、自然に会話が生まれます。
また、秘密の基地ごっこなど、子供は狭い場所に閉じこもるのが大好き。
この空間があれば、昼間ひとりぼっちでも淋しくありません。さらに、ビールを飲みながら寝転んでテレビを見るパパの桟敷席や、家族のためにお茶を点てるママの茶室にも変身します。

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