【リレーコラム】完成した間取りを見ると、お客様ひとりひとりのお顔が思い浮かびます。

杉山豊子

「一級建築士」

野村不動産のオーダーメイドマンションのプランニングを通して、これまで1,000人以上のお客様とお会いし、200人以上のお客様にご契約いただきましたが、ご契約いただいたお客様のほとんどは、完成した間取り図を見るとお顔が思い浮かびます。
 

これは、ひとりひとりのお客様のプロフィールや暮らしぶりを、きめ細かく頭にインプットしてプランニングしてきたことによるものだろうと思います。そうしたお客様の中には、仕事を離れてプライベートなおつきあいを続けさせていただいている方もいらっしゃいます。プランニングの打ち合わせを通して、なんとなく波長が合い、またプランにもご満足いただいたことから、ときどき食事をご一緒させていただくようになりました。
プランコーディネーターとしてとても幸せなことだと感謝しております。

ところで、以前はインテリアのイメージなどをご提示いただくのに雑誌の切り抜きなどをお持ちいただくケースが多かったのですが、最近は「どこそこのモデルルームのイメージで」とおっしゃるお客様が増えたように感じています。

これは、お客様が研究熱心になり、こだわりの具体化により真剣に取り組んでいらっしゃることの証。それだけ、私たちプランコーディネーターの真価が問われるようになったと痛感しています。

モデルルームというひとつの完成形を、お客様によりフィットするものに高めていかなければならないわけですからね。その意味で、新しいアイデアやノウハウを貪欲に吸収していかなくてはと、気持ちを引き締めています。
また、オーダーメイドマンションの場合、戸建てやリフォームと違って、プランニングにタイムリミットがありますから、納得のいくプランをできるだけスピーディに提案していくことも求められます。 

100%の満足というのは理想ではありますが、それは必ずしも現実的ではありません。私の場合は、ご要望の8割を満たすことで、お客様の満足を最大化していきたいと考えています。

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