【入居者レポート】ほどよい距離と、快適な間取り
東京都目黒区/N邸
■家族一緒に住める場所を厳選
40代のご夫妻+高校3年生のご子息。ごく一般的な家族に見えるNさん一家ですが、実はご夫妻は昨年結婚した新婚カップル。独身だったご主人と、息子さんと2人暮らしだった奥様が結婚を機に購入したのが、現在のマンションです。
LDKは約34畳大という破格の広さですが、一体でありながら各コーナーにほどよい独立性があり、落ち着ける空間に仕上がっています。手前はコーディネートの要となったイランの古都・カシャーンのペルシャ絨毯。
以前もそれぞれ分譲マンションに住んでいたそうですが、ご主人の住まいは通勤先に近い京浜東北線、奥様の住まいはご実家に近い京王線沿線で、同じ23区内とはいってもアクセスしづらい位置関係。家族ぐるみで週末を過ごそうと奥様のお宅へ向かうにも、電車やタクシーを何度も乗り継いで片道1時間半以上かかったと苦笑するご主人。広さや間取り、お互いの通勤通学の便、親戚や地域とのつながりを考えると、結婚後、一方に住むという選択肢はあまり現実味がなかったようです。
上図(2)の格子戸を玄関側から見たところ。リビングからの光や気配が感じられます。右奥は子ども部屋、右手前は主寝室に通じています。
■オーダーメイドのポイント
(1)玄関前の物入れをクローゼット側に取り込み、アートスペースに。
(2)入口のドアを格子の引き戸に変更。
(3)キッチンのシンクを大きくし、上吊戸棚の大きさも変更。
(4)ドアを取り払い、トイレと廊下の一部を取り込んだ、独立性の高い居住空間に。
(5)新たにDENを設け、入口を格子引き戸に。
(6)ウォークインクローゼットの位置と入口を変更。
(7)スペースを減らした分、システムクローゼットと物入れを追加。
■決め手となったオーダーメイドプラン
家族3人が通勤・通学しやすい中間地点に新居を構えることに決め、物件探しを始めたご夫妻が数ある候補の中から見つけ出したのが、現在のマンション。最寄り駅から徒歩10分以内、中低層で環境がよく、光や風が十分入り、眺めもよいという、なかなか厳しい条件をクリアした唯一の物件でした。
立地条件は合格でも、ご夫妻には他にも譲れない条件がありました。それは、新しく家族になった3人がほどよい距離を保ちながら快適に暮らせる広さと間取り。仕事をしながら子どもを育ててきた奥様はもちろん、ご主人もこれまでどんなに遅く帰宅しても自炊していたという、生活力のあるお二人ですから、鍋釜や食器は一般家庭の2倍。その他、大人3人分の持ち物ともなると半端な量ではなく、収納の充実も不可欠でした。
現在の住戸は約140m2。広さは申し分ありませんが、問題は間取り。標準プランの2LDKでは2つの個室が壁一枚で隣接し、しかも主寝室がリビングと個室の間という中途半端な位置にありました。これでは夫婦と息子さんそれぞれのプライバシーを守るのはとうてい無理ですし、収納も不十分です。
ご夫妻それぞれの調理道具や食器を納めるべく、キッチンは余裕の収納スペースを確保。吊り戸棚も高さを変更し、収納量を増やしました。
LDKの収納家具や飾り棚はイタリアの家具メーカーに特注したもので、無垢のチェリー材を使用。間仕切り用の格子戸との相性もぴったり。
しかし、幸いこのマンションは間取りや内装が自由に変更できる「オーダーメイドシステム」を採用。これでは暮らせないというご夫妻に対し、野村不動産側から「希望に沿ったプランを提案しますから、少し時間をください」という申し出があり、「どこまでできるのか半信半疑で、正直、やれるものならやってみろという気持ちでした」とご主人は振り返ります。
寝室の一角に設けた書斎。リビングと同じ格子戸でやわらかく仕切りました。子ども部屋との境にあり、緩衝地帯の役目も果たしています。
オーダーで収納を充実させ、白と濃いブラウンでモダンにまとめた息子さんの部屋。奥行きが深いので広がりが感じられます。
ところが、数日後に上がってきたのはご夫妻の期待をはるかに上回る見事な変更案でした。主寝室と子ども部屋の位置を入れ替え、かつ両者の間に緩衝地帯として書斎と収納スペースを挟むことで、互いの独立性を高める一方、リビングは解放感を保ちつつ、さらに格子戸でやわらかく仕切るといった工夫が光ります。ホームパーティー好きなご家族にとって、大勢で集う場とくつろげるプライベートの場を併せ持つプランは理想的で、これなら住めると即断したお二人は正式契約を決めたそうです。
■オーダーメイドシステムによって広がるマンションの可能性
このプランを練り上げたプランコーディネーターのWさんは、特注家具の設計やカーテン選びといったインテリアコーディネートも引き続き担当。「Wさんは私たちの調整役でご苦労なさったと思いますが、おかげでこちらは家づくりを楽しみ、満足がいく住まいができました」と奥様は語ります。
キッチン側から見たダイニングとリビング。左手の窓からは隣地の緑、正面の窓からは公園の緑が望め、都心には珍しい恵まれた環境です。
間取りは家族構成が同じなら一様ですむわけではなく、子どもの年代や家族のあり方によっても求められるプランは違ってきます。夫婦いずれかの親との二世帯同居にも応用できそうなNさん宅のプランは、オーダーメイドシステムによって広がるマンションの可能性を示しているように見えました。
■私のオーダーメイドマンションエピローグ
インテリアの好みから料理の作法まで、互いに大きく異なるため、家づくりをまとめるのは大変だったと笑うご夫妻。成功の秘訣はストレスを感じさせない距離感にあるようです。
■家族一緒に住める場所を厳選
40代のご夫妻+高校3年生のご子息。ごく一般的な家族に見えるNさん一家ですが、実はご夫妻は昨年結婚した新婚カップル。独身だったご主人と、息子さんと2人暮らしだった奥様が結婚を機に購入したのが、現在のマンションです。
LDKは約34畳大という破格の広さですが、一体でありながら各コーナーにほどよい独立性があり、落ち着ける空間に仕上がっています。手前はコーディネートの要となったイランの古都・カシャーンのペルシャ絨毯。
以前もそれぞれ分譲マンションに住んでいたそうですが、ご主人の住まいは通勤先に近い京浜東北線、奥様の住まいはご実家に近い京王線沿線で、同じ23区内とはいってもアクセスしづらい位置関係。家族ぐるみで週末を過ごそうと奥様のお宅へ向かうにも、電車やタクシーを何度も乗り継いで片道1時間半以上かかったと苦笑するご主人。広さや間取り、お互いの通勤通学の便、親戚や地域とのつながりを考えると、結婚後、一方に住むという選択肢はあまり現実味がなかったようです。
上図(2)の格子戸を玄関側から見たところ。リビングからの光や気配が感じられます。右奥は子ども部屋、右手前は主寝室に通じています。
■オーダーメイドのポイント
(1)玄関前の物入れをクローゼット側に取り込み、アートスペースに。
(2)入口のドアを格子の引き戸に変更。
(3)キッチンのシンクを大きくし、上吊戸棚の大きさも変更。
(4)ドアを取り払い、トイレと廊下の一部を取り込んだ、独立性の高い居住空間に。
(5)新たにDENを設け、入口を格子引き戸に。
(6)ウォークインクローゼットの位置と入口を変更。
(7)スペースを減らした分、システムクローゼットと物入れを追加。
■決め手となったオーダーメイドプラン
家族3人が通勤・通学しやすい中間地点に新居を構えることに決め、物件探しを始めたご夫妻が数ある候補の中から見つけ出したのが、現在のマンション。最寄り駅から徒歩10分以内、中低層で環境がよく、光や風が十分入り、眺めもよいという、なかなか厳しい条件をクリアした唯一の物件でした。
立地条件は合格でも、ご夫妻には他にも譲れない条件がありました。それは、新しく家族になった3人がほどよい距離を保ちながら快適に暮らせる広さと間取り。仕事をしながら子どもを育ててきた奥様はもちろん、ご主人もこれまでどんなに遅く帰宅しても自炊していたという、生活力のあるお二人ですから、鍋釜や食器は一般家庭の2倍。その他、大人3人分の持ち物ともなると半端な量ではなく、収納の充実も不可欠でした。
現在の住戸は約140m2。広さは申し分ありませんが、問題は間取り。標準プランの2LDKでは2つの個室が壁一枚で隣接し、しかも主寝室がリビングと個室の間という中途半端な位置にありました。これでは夫婦と息子さんそれぞれのプライバシーを守るのはとうてい無理ですし、収納も不十分です。
ご夫妻それぞれの調理道具や食器を納めるべく、キッチンは余裕の収納スペースを確保。吊り戸棚も高さを変更し、収納量を増やしました。
LDKの収納家具や飾り棚はイタリアの家具メーカーに特注したもので、無垢のチェリー材を使用。間仕切り用の格子戸との相性もぴったり。
しかし、幸いこのマンションは間取りや内装が自由に変更できる「オーダーメイドシステム」を採用。これでは暮らせないというご夫妻に対し、野村不動産側から「希望に沿ったプランを提案しますから、少し時間をください」という申し出があり、「どこまでできるのか半信半疑で、正直、やれるものならやってみろという気持ちでした」とご主人は振り返ります。
寝室の一角に設けた書斎。リビングと同じ格子戸でやわらかく仕切りました。子ども部屋との境にあり、緩衝地帯の役目も果たしています。
オーダーで収納を充実させ、白と濃いブラウンでモダンにまとめた息子さんの部屋。奥行きが深いので広がりが感じられます。
ところが、数日後に上がってきたのはご夫妻の期待をはるかに上回る見事な変更案でした。主寝室と子ども部屋の位置を入れ替え、かつ両者の間に緩衝地帯として書斎と収納スペースを挟むことで、互いの独立性を高める一方、リビングは解放感を保ちつつ、さらに格子戸でやわらかく仕切るといった工夫が光ります。ホームパーティー好きなご家族にとって、大勢で集う場とくつろげるプライベートの場を併せ持つプランは理想的で、これなら住めると即断したお二人は正式契約を決めたそうです。
■オーダーメイドシステムによって広がるマンションの可能性
このプランを練り上げたプランコーディネーターのWさんは、特注家具の設計やカーテン選びといったインテリアコーディネートも引き続き担当。「Wさんは私たちの調整役でご苦労なさったと思いますが、おかげでこちらは家づくりを楽しみ、満足がいく住まいができました」と奥様は語ります。
キッチン側から見たダイニングとリビング。左手の窓からは隣地の緑、正面の窓からは公園の緑が望め、都心には珍しい恵まれた環境です。
間取りは家族構成が同じなら一様ですむわけではなく、子どもの年代や家族のあり方によっても求められるプランは違ってきます。夫婦いずれかの親との二世帯同居にも応用できそうなNさん宅のプランは、オーダーメイドシステムによって広がるマンションの可能性を示しているように見えました。
■私のオーダーメイドマンションエピローグ
インテリアの好みから料理の作法まで、互いに大きく異なるため、家づくりをまとめるのは大変だったと笑うご夫妻。成功の秘訣はストレスを感じさせない距離感にあるようです。














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